ペットとしてのネコの最近のブログ記事

ペットといえば以前は犬かネコ、と相場が決まっていました。特にネコに関して言えば、今のようにペットショップで売られている高価なものではなく、友人にもらうとか、道で拾うとか、とにかく元手がかからない方法で手に入れることが多かったように思います。当然現代のペットたちとは生活の習慣もグレードも格段の差がありました。まず食事、今のようにペットフードを食べさせてもらっているネコはほんの一握り、ほとんどのネコは夕飯の残りであるとか、ご飯に味噌汁をかけただけだとか、鰹節をのせた通称「ネコマンマ」で済ませていました。もちろんネコ用の洋服なんて論外です。それから昔のペットとの大きな違いは何と言ってもその生活空間でしょう。昔のネコは今のように美しい寝床なんてありませんでした。専用の座布団かバスタオルがあれば十分だったのです。しかし、昔のペット達は元気でした。ストレスも運動不足もほとんどなく動物らしく毎日を生きていたように思います。ペットがもはや家族化してしまっている現代、もしも昔のネコ達がリッチでゴージャスな生活を送る一部のネコ達を目にしたらどう思うのでしょう?羨ましがるのか、それともお犬様ならぬおネコ様状態に同情するのか、ちょっと聞いて見たい気もします。

グルーミングとはネコなどの動物が、身体全体の手入れをする行為の一つです。最もよく知られているのが毛づくろいです。ネコは自分で自分の毛づくろいをするのでセルフグルーミングとも言われています。毛づくろいの他にも、爪を切ったり、耳掃除をしたり、シャンプーをしたりといったペットの手入れのことも意味します。ペットの中でもネコは大変きれい好きな動物です。舌を使って身体を丁寧にグルーミングをします。以前と違い交配や改良が進んでペット用に改良されたネコの中には、身体つきや毛の長さなどから、飼い主がグルーミングをしてやらなければならない場合も出てきました。フサフサとした長毛のネコなどは、飼い主がブラッシングによるグルーミングを怠ると、毛玉ができてさらにそこから炎症を発症したり、皮膚が引きつったりしてしまいます。また、グルーミングをする時は必然的にペットの身体に触ります。その時に細心の注意を払っておけば、ペットの身体の異常により早く気づくことができるでしょう。普段、ネコはグルーミングで出た毛玉は吐き出すか、飲み込んで便と一緒に排泄しますが、長毛のネコだとうまく吐き出せず、腹の中で固まってしまい毛球症という病気を引き起こしてしまいます。グルーミングは言葉を話さないペットと、飼い主の最大のコミュニケーションの方法です。病院などで暴れないように、子ネコの時からグルーミングに慣れさせておくことが大切なのです。

日本では昔から怪談に登場して化けるのはネコ、と決まっています。化けネコとは言いますが化け犬とは聞きません。九州の竜造寺家の怪談も、南総里見八犬伝に登場するのも、化けネコや山ネコの妖怪です。八犬伝には八房という妖怪化したと思われる大型犬も出てきますが、これは正義の味方です。同じペットであるにも関わらず、なぜこのように扱いが違うのでしょう。これはやはり本能的な習性であるとか、ペットとして歩んできた歴史の違いだと思われます。ペットとして飼われていてもネコにはどこか人間になつききっていなくて、単独行動をとっているようなところがあります。犬は主人に対して絶対服従ですが、ネコはペットではあるのですが、背面服従な所を感じるのです。最も日本の怪談の中には、非業の死を遂げた主人の恨みを晴らすため化けネコとなって仇討ちをする、というタイプのネコもいるようです。続いて海外のネコをみてみます。海外では日本に比べると幽霊犬の登場が多いようですが、それでもやはり、中世ヨーロッパではペットというよりも魔女の手先として忌み嫌われました。ちょうど魔女狩りが盛んな時代で、野良ネコはもちろん家庭でペットとして飼われていたネコまでもが、生きたまま焼き殺されました。ネコの大量虐殺です。やがて愚かな人間に天罰が下ります。天敵がいなくなった鼠が異常繁殖して、ペスト菌をばら撒いたのです。死者は数千万人に上ったといわれています。

ネコには食べさせてはならない食品がいくつかあります。
ペットとしてネコを育てていく時には絶対に覚えておかなければならない事柄です。

まず、ねぎ類ですが、これは長ネギ・玉ねぎともに与えないようにして下さい。赤血球が破壊され、貧血を起こしたり血尿を出したりします。次に生のイカです。ネコの好物のような気がしますがビタミンB1欠乏症で歩行困難になってしまいます。この状態を見て昔の人々は「ネコがイカを食べると腰を抜かす」と称したのです。またネコはほとんど汗をかかないので余り塩分の強い食品は悪影響ですし、刺激の強い香辛料は味覚を麻痺させるかもしれません。
生後間もない時期の子ネコからペットとして飼う時に注意しなければならないのは人間と同じ牛乳や乳製品を与えてはならないということです。ネコには乳糖を分解する成分がないのです。ネコ用のミルクをあげるようにして下さい。

最後は生の豚肉です。熱を通せば大丈夫なのですが、生だと人獣共通感染症の一つのトキソプラズマ症の原因となる、トキソプラズマ(原虫)のオーシストという卵のようなものが含まれていることがあり、ペットから人へと感染してしまいます。ネコをペットにする時は気をつけてやらなければなりません。肥満や腎臓病、ストレスによる脱毛など、現代のペットの病気は、人間と共通するものも少なくありません。ペットのためを思うのなら、自分と同じものを与えるのではなく適切な食品を適切な量だけ与えるようにしましょう。

ネコの寿命はおよそ15年、人間の年齢に換算すると70代半ばといったところです。最も、ネコの種類や、野良ネコかペットネコか、さらにペットの中でも完全に室内で飼われているネコと出歩き可能な自由ネコとでは、多少違ってきます。これは食事や運動量、ストレスなどが寿命に影響するからです。大体生後1ヶ月で人間の8歳、1年で15歳、2年で24歳、その後は1年で4歳ずつ歳を取っていきます。人間と比べるとあっという間に大人になっていくのです。最近は栄養のバランスのとれたペットフードも多数市場を出回っており、獣医学も目覚しい進歩を遂げています。ペットのストレスをためないように適度な運動をさせて、食事にも気をつけてやれば、個体差はありますが、20年近く生きている長寿のネコも増えてきています。人間にも老化があるようにネコにも老化があります。大体生後7年を過ぎた頃から老化が始まります。人間では44、5歳に当たります。ペットとしてネコを飼う場合は健康に気をつけてあげてください。子ネコの時は可愛がっていたけれども、年を取ってきたら世話をするのが面倒になって捨てる、という無責任な飼い主もいます。ネコに限らず、ペットを飼う場合には最期まで責任を持ちましょう。

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